PMS(月経前症候群)の基礎知識/症状別?

それPMSが原因かも?生理前にだるい、イライラ、彼氏(旦那)に八つ当たり...解消法と対策を知ろう!

いつもと生活スタイルは変わっていないのに、生理前になるととにかくだるい、疲れやすい、動けないほど倦怠感が取れない...。

仕事や家事、育児などやらなければいけないことは山積みなのに、どうしても動く気になれなくて、体も気持ちもどんよりしてしまうこんな症状って、毎月付き合っていられませんよね(T_T)


自分でも説明がつかないほどイライラしたり、怒りやすくなったり、彼氏や家族に八つ当たりしてしまったり。

いつもなら気にならないことが目についてしまい、許せなかったりして、感情的になって怒ってしまい、後からとてつもなく後悔。(´;ω;`)



彼氏や家族からすると、「なんでこんなことでキレるの?」とか、「何にそんなにイライラしてるの?」と、理解してもらえずお手上げ状態になられてしまったり...(._.)

何が気に入らないのかと聞かれても、「全部よ全部!」と答えたくなるこの時期...。


こういったことが思い当たる人は、もしかしたら原因はPMSにあるかも知れません。


「PMS(月経前症候群)」って何のこと?


PMSとは、こちらのページ「PMS/生理前(月経前)症候群」とは?もしかしてPMS?代表的な症状のチェックシートでもお話してますが、生理前の1週間から2週間あたりに身体や心に現れる不調の事を言い、その不調の症状にはこういったイライラやだるさ、頭痛、吐き気などさまざまで、月経前症候群とも呼ばれています。



PMS(月経前症候群)の症状は、人それぞれ感じる症状の数や重症度、さらにはその月によってもPMSの感じ方は一定ではないため、女性にとっては大きな悩みや生活の障害となってしまうなど、問題となっています。


PMSでだるい、疲れやすい、倦怠感がひどい!


生理前や生理中に、体がだるくなったり疲れやすくなったり、倦怠感があるのはどうしてなんでしょうか。

生理前には、プロゲステロンという黄体ホルモンの影響で、体を妊娠や出産に備えて栄養や水分などを溜め込もうとして、これがむくみやだるさを感じさせる原因となっています。



さらには、プロゲステロンの働きにより体温が上昇することに伴って体がだるく感じたり、骨盤や子宮周辺に血液を集めるため、全身の血液が滞り血行不良になり、それが身体の動きまで鈍くさせて、体が重くだるさを感じさせます。

というわけで、だるい、倦怠感などの症状も、PMSの代表的な症状の1つなんですね。


次に、生理前のイライラの原因や症状についてです。


生理前になるとイライラして仕方ない...彼氏に八つ当たりしてしまう。


生理前になると、説明できないほど何かにイライラしたり、感情のコントロールができなくなって、彼氏や家族、友人など、周りの人に八つ当たりしてしまったり...。

たいていその後には、怒ってしまったことに一人で後悔して、自己嫌悪になることもしばしば( ̄ε ̄;)


生理前のこういったイライラは、200種類以上あるPMS(月経前症候群)の症状の中でも、このイライラ症状に悩まされている人は一番多いと言われています。



しかしその反面、生理やPMSがない男性側からすると、生理前に女性が急にピリピリしだしたり、鬼のようなオーラを放つのは、迷惑がられたりめんどくさい女だと思われたり、「またいつものが始まったのか...」などと、あまり理解されないのも現状ですよね。

PMSによりイライラする原因は、プロゲステロンとエストロゲンという2つの女性ホルモンの分泌量が、影響していると言われています。

こちらのページPMSの症状が出る時期(発症時期)と、ホルモンバランスとの関係。PMSの原因は何?なぜ個人差があるの?で詳しく解説していますが、この2つの女性ホルモンは、排卵のタイミングで分泌量が急激に変化するため、それが心と体へのさまざまな不調を引き起こしていると言われています。


PMSの原因は、まだまだ解明されていない点が多いのですが、この女性ホルモンのバランスが崩れることで、セロトニンという神経伝達物質の分泌量も減少させてしまうそうです。

このセトロニンは、分泌量が増えると幸福を感じやすくなり、分泌量が減るとうつになったり精神的に不安定になりやすいのです。


どうやら、イライラや八つ当たりのPMSの原因は、女性ホルモンをはじめセトロニンが深く関係しているということですね。


PMSのイライラの症状が出る時期は個人差があり、排卵日すぐから始まる女性もいれば、生理直前から始まる人もいます。

症状の重症度も人それぞれで、軽度の人もいれば仕事や日常生活や家庭環境、夫婦仲にまで影響を及ぼす人もいます。


私も20年前から悩まされていた、PMSのイライラとの戦い


私の場合、PMSの症状には長年悩まされていますが、いろいろと感じているPMSの症状の中でも、やはりイライラの症状が最も深刻でヒドかったです。

初めて生理がきたときからPMSの症状があったので、PMSとの付き合いはもう20年ほどになります。

学生時代など、PMSのイライラとの付き合い方が全くわからなかった頃は、私のイライラ度がどれくらいヒドかったかというと、それはもう大変で...。


例えるなら、たまにニュースなどで見かける、気性の荒い野生のイノシシを捕獲したときのような感じ。笑

もう溢れ出るイライラをコントロール出来なくて、物に当たりすぎてキッチンが泥棒に入られたかのような荒れ果てた光景にしてしまったり(´・ω・`)

頭ではダメなことだとわかっていても、何かに当たりたい衝動が抑えきれなくて、これが毎月でした。
この頃がうちの家族の暗黒時代とも言えたでしょう...。



その他は、ちょっとしたことですぐにキレて、泣きながら怒りだすこともありました。
とにかく、生理前にはもう誰も手がつけられない、モンスターと化していたわけです...。


大人になってからは、喧嘩をする相手が親から彼氏、あるいは旦那さんへと移行しました( ̄ε ̄;)

今までの彼氏は、PMSのイライラからくる怒りの勢いで喧嘩別れしてしまったこともあれば、明らかにPMSが原因でうまくいかなかったことも多々あります。


しかし、これほどまでに深刻だった私のPMS症状のイライラも、今ではPMSをほとんど感じないほどになっていますので、私のようにPMSのイライラで悩まされている人も、諦めないでがんばってほしいと思います。


PMSのように生理前に現れる身体や心の不調の中でも、特に精神的な症状が強くでる場合、「PMDD(月経前不快気分障害)」の可能性もあります。

このPMDDについては、こちらのページ心の症状がヒドイ...「PMDD(月経前不快気分障害)」とは?PMSとの違いと対処法で詳しく解説しています。


PMSによるだるさやイライラ解消におすすめの、今すぐ始められる対策は?


PMSによるだるさやイライラを解消するには、サプリメントをはじめ、医師に処方してもらう低用量ピルや、漢方薬などいろいろなものがありますが、それらに関してはこちらのページPMS改善は市販サプリ・薬(ピル)・漢方はどれがいい?メリット&デメリット!効果はある?病院の選び方へ。

ここでは、自分で今すぐできる解消法や対策についてお話していきます(*´ω`*)


まず、体のだるさは最初にお話したように、全身の血行不良が原因の可能性が高いので、血流を良くすることが大前提です。

適度な運動をするなどして体を動かしたり、ストレッチなどで筋肉をほぐすのも効果的です。

なかなかこのPMSの症状が出ている期間には、だるくて体を動かす気になれないんですが、だるいからと言って余計に昼間グッタリしてしまうと、夜にはぐっすり眠りづらくなってしまうので、余計にだるくなってしまいます。

無理は禁物ですが、適度な運動でだるさを撃退しちゃいましょう(*´艸`*)



だるさと併せてむくみも気になるかたは、お風呂で入浴してるときに足などをマッサージすることで、血行促進とむくみ解消が期待できます。


PMSのイライラの症状に関しては、日頃のストレスの影響もかなり出やすいため、普段から出来る限りストレスを溜めないようにするのは基本中の基本です。

だるさやむくみ、イライラすべての症状に悩んでいるなら、リラクゼーションやマッサージなどを受けるといいかもしれません。

血行が良くなりむくみ対策にもなるほか、体がリラックス状態になることで副交感神経が活発になり、心も落ち着きリラックスすることができます。



普段あまりマッサージなど自分のご褒美にお金を使わない人も、PMSの時期には自分の身体と心をいたわって、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。(*´∀`*)



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