PMS(月経前症候群)の基礎知識/症状別?

PMSによる生理前の食欲増進(過食)・食欲不振の原因と対策は?

このページでは、PMSの具体的な症状とその原因について解説していきます。

PMSの症状としては200種類以上あると言われ、表れる症状は人それぞれで本当にさまざまなものがありますが、多くの女性が体感しているPMSの症状の1つに、生理前の食欲の増進、または食欲不振があります。


普段はそれほど食事の量も多くなく、間食もそれほどしないのに、生理前になると自分でも考えられないほど暴食してしまう・・・。

お菓子などの甘いもの、しょっぱいもの、ジャンクフードなど、いつもなら食べ過ぎないように我慢しているものばかり。

私もこの症状には毎月かなり悩まされました(´・ω・`)




マクドナルドなどに旦那さんと行っても、男性と同じくらいの量を注文し、普段なら食べきれない量をペロリと食べきり、それでもまだお腹は8分目のような物足りなさがあったり・・・。

友達とファミレスに行ったものなら、最初にパスタなどご飯ものを注文したくせに、少しお喋りして数十分経つと「○○も注文しよっかなぁ」と追加で他のご飯を注文、のちにサイドメニューにも手を出し、最後はデザート類を2個ほど追加でオーダーしていたりします。


こういう時期に友達と会うと、たいてい「ちょっと、どうしたの?何かあった?」と驚かれます。


私もかなり悩まされた食欲の問題...。今振り返っても、本当に辛かった。


その他、生理前の金曜日になると仕事の帰りにコンビニに寄って、誕生日パーティーでもするんですか?というくらいの量のスナック菓子とロールケーキやゼリーなどのコンビニスイーツ、甘いドリンク類を大量に買い込み、その日の夜には完食・・・。

甘いもの欲求がもっとヒドい生理前の時には、仕事帰りにそのまま近くのケーキ屋さんに行って、大好きなチョコ系のケーキを買いまくり・・・もっとヒドい時には1ホールごと買ってその日に1人で食べ切ることもあります。


金曜というのは1週間の勤務の最終日で、仕事などの緊張感から開放される日でもあるためなのか、生理前の金曜は魔の金曜日でした・・・(・_・;)

こうして今振り返って書くと、ホントにすごい生活だったなぁと思います(^_^;)



自分では、なんでここまで食欲が旺盛になるのか、どうしてどれだけ食べても食べても満腹を感じないのかがもうわけがわかりませんでした。

意味がわからないこの過食状態と、これで体重が増えるのがまたストレスで、普段もっと食べないようにしてみても、それの反動のような形でまた生理前になるとドカ食いが始まり・・・。


しかし、こういったどうしようもないほど食欲があるときもあれば、もういくら自分が大好きなメニューでさえ何も食べたくない・・・という状態になったりと、自分の食欲には振り回されてばかりです。

このPMSの症状によって、悪循環と自己嫌悪でもう自分ではお手上げでしたね・・・。


生理前の食欲の原因は?


私のようなPMSによる生理前の食欲の原因は、妊娠に必要な栄養を備える時期だからです。

排卵日付近から生理前は、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が一番多い期間で、この期間は妊娠の準備をするために身体が栄養を欲している時でもあります。

これにより、栄養をとるために普段食べる量の1割から2割前後は食べる量が増えてしまうそうです。


さらに、この黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌量が多い生理前の期間は、体がむくみやすくなったり、下腹がぽっこりしたように感じる人も多いですよね?

体がむくんでしまうのは、細胞が水分や塩分などの栄養を溜め込むことが原因で、これにより腸管の働きが鈍ったり、胃腸が張ったりすることで、下腹がぽっこりします。


妊娠していない女性でも、身体が妊娠に備えて準備している期間だからこそ、こういった症状が出るんですね。



しかし、いくら自分の身体が妊娠の準備をしているからと言っても、それでは納得出来ないのが正直なところ...。

ただでさえ日頃からダイエットなどを必死で頑張っているのに、女性だから仕方ないって言われても、せっかく普段ダイエットで食事には気をつけていても、このPMSの症状で努力が台無しになっている感じで、なんだか嫌ですよね。(´;ω;`)


また、この黄体ホルモンのプロゲステロンは、細胞の水分量に影響を及ぼすだけではなく、こちらのページPMSの症状が出る時期(発症時期)と、ホルモンバランスとの関係。PMSの原因は何?なぜ個人差があるの?にも書きましたが、脳内物質にも影響することで、身体も心もとっても不安定な状態になります。

よって、心身共に不安定な状態がストレスを溜めやすくなり、このストレスが過食を招いてしまう原因の1つです。


ストレス→過食の関係性は?なぜストレスで食欲が増すの?


よく、PMSになっていない人でも失恋してやけ食いしたり、食べることがストレス発散って言う人がいたり、そもそもなぜストレスが溜まると過食になるんでしょうか。

ストレスによって食欲が増すのは、実は人間の脳の働きと深く関係しています。

人は、食事をすることによって脳が活性化したり、精神が安定したり、鎮静したりします。
中でも、炭水化物やお肉などなかなか手が出ない高カロリーな食事ほど、この精神安定効果は高くなると言われています。


しかし、これだけでは終わりません。

PMSなどで心身共に不安定になりストレスが溜まり、ストレスにより過食を招いてしまうと、私のようにほとんどの女性はこの生理前に食べてしまった分を、普段の生活でなんとか元に戻そうと、自己流で食事制限などをして食べる量を極端に減らしたりするはずです。

そうなると、またまたストレスが溜まりやすい状態になり、過食によるドカ食いと極端なダイエットを繰り返してしまうんですね。( ̄ε ̄;)

もう私なんて心当たりがありすぎて困ってしまいます...。



大切なのは、少しでもストレスを溜めないように自分なりのストレス解消法を食べること以外で見つけること、そして、PMSによるストレスで食べ過ぎてしまっても、あまり自分を責めすぎないこと。

すぐに180度の変化を期待するのは無理だけど、少しずつ頑張っていけば、一歩一歩解決できます!


PMSの症状を緩和するための、ストレスを溜めない方法についてはこちらのページそれPMSが原因かも?生理前にだるい、イライラ、彼氏(旦那)に八つ当たり...解消法と対策を知ろう!を参考に、そしてPMSの症状を薬以外で対処する方法の1つ、PMS対策のために摂るべき食品についてはこちらのページPMSを改善・緩和する、薬以外の方法!オススメの食事(食べ物・食品)は何?ドカ食いが怖い生理前はこれで乗り切ろう!を参考にしてください。


PMSによる食欲増進を少しでも緩和する方法


PMSの症状の改善にはさまざまな方法があります。

その中でも始めやすい対策として、「食事の回数を増やす」という方法があります。

生理前でPMSによる過食が気になるこの時期は、一度に食べる食事の量を減らして、その分食事の回数を1日5回から6回前後に増やすといいですよ。

これは、"血糖値を一定に保つ"という目的があります。


ただし、注意してほしいのは食事の回数を増やしても、1日の全体の摂取カロリーはオーバーしすぎないようにすることです。

血糖値とは何か、そしてこの食事の回数を増やすことと同時に、積極的に摂ったほうがいい食品などについては、こちらのページPMSを改善・緩和する、薬以外の方法!オススメの食事(食べ物・食品)は何?ドカ食いが怖い生理前はこれで乗り切ろう!で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。



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