PMS対策の市販薬・サプリなどの成分とその効果は?「ルナベリー」のチェストベリーや月見草など
PMSの対策・予防のための薬やサプリメントによく含まれている代表的な成分の種類と、その効果についてお話していきます。
口コミやおすすめランキングなども大切ですが、そういったものをただ選ぶだけではなく、どんな成分がどんな効果のために配合されているのかをしっかり知ることって、PMSと向き合っていく上で、とっても大切です。
PMSの症状は、その月々で症状が異なることもあれば、人それぞれで感じる症状が違うこともあり、または年齢によってもどんな症状が自分に出やすいのかが、変化していくこともあります。
ただ飲み続けるだけではなく、自分にとってどんな成分や効果が本当に必要なのかを理解していれば、この先例えばPMSの違う症状が現れたときにも、その症状に合わせたサプリメント選びができると思います(*´ω`*)
では、さっそく私のおすすめの「ルナベリー」のサプリに含まれている代表的な成分からお話していきます。
「ルナベリー」の紹介は、詳しくはこちらのページ生理前のイライラ・もやもや『PMS(月経前症候群)』でお悩みの貴女へ【ルナベリー】でもしていますので参考にどうぞ☆
>>生理前のイライラ・もやもや『PMS(月経前症候群)』でお悩みの貴女へ【ルナベリー】公式サイトはこちら<<
チェストベリー(チェストツリー)

PMSのサプリメントや市販薬の成分を見ていて、一番よく目にする代表的成分と言えるのが、この「チェストベリー」だと思います。
同時によく似た名前に「チェストツリー」というものがありますが、この2つの違いはチェストツリーの果実がチェストベリーということです。
このチェストツリーは、原産地が南ヨーロッパや地中海沿岸、中央アジアなどで、別名「セイヨウニンジンボク」とも呼ばれており、クマツヅラ科ですがハーブやコショウの代わりとしても親しまれています。
ドイツでは、チェストツリーはPMSの治療薬としても認可されているなど、昔から婦人系疾患の治療に使われてきたそうです。
チェストベリー(チェストツリー)の効果としては、チェストベリーは脳下垂体に直接作用することで「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンの分泌を促したり、過剰な場合は分泌を抑えたり、女性ホルモンの分泌バランスを整える働きがあります。
これは、チェストベリーのエキスに含まれるイリドイド配糖体やフラボノイド、アルカロイドなどの有効成分も関係しているそうで、チェストベリー(チェストツリー)はPMS対策としてピッタリということですね。
実際のところ、PMSの患者さん1634人がチェストツリーを1日40mg摂取したら、約3ヶ月後には80%以上の女性がPMSの症状が改善したそうです。
その他、月経不順の患者さん2447人がチェストツリーを5ヶ月間摂取したところ、そのうち90%の人が生理周期が改善したり、さらにはこの他の研究で生理痛が減少した報告もあり、こうした研究でも、しっかりとチェストツリーの効果が認められているということですよね。
最近では、チェストツリーはPMSだけではなくこのように月経不順や生理痛、更年期障害、不妊治療などにも効果が期待されており、さらには女性ホルモンを整える点からバストアップにも良いとされていますので、女性にとってはかなり注目大!のハーブなんですね。
もちろん、チェストベリーはハーブの一種であるため薬ではないので、副作用などの心配もほとんどないですが、本当にごくまれに頭痛などの症状を感じる人がいるそうです。
またチェストベリーの1日の摂取量は、だいたい30mgから40mgが目安で、「ルナベリー」や「女性のミカタ」は、公式サイトにもしっかりと「チェストツリー40mg配合」と書かれていて、1日の摂取量としても丁度いいですね。
<ルナベリー以外に、チェストベリー(チェストツリー)が摂れる医薬品、サプリメント>
ルナベリー以外でチェストベリーが摂りたい場合、例えば医薬品には「プレフェミン」、サプリメントでは「めぐルナ」、「女性のミカタ すこやか編」などもあります。
例えば有名なプレフェミンは医薬品、「ルナベリー」はサプリメントですが、どちらもチェストツリーは含まれているものの、どちらを飲んだ方がいいのか?気になったことはありませんか?
医薬品とサプリメントとの違いも含めつつ、こちらのページ医薬品「プレフェミン」とサプリ「ルナベリー」の比較!どっちがいい?何が違うのか、添加物は?で2つを比較していますので、参考にどうぞ☆
ルナベリーについては、こちら生理前のイライラ・もやもや『PMS(月経前症候群)』でお悩みの貴女へ【ルナベリー】でも紹介しています。
月見草(γ(ガンマ)リノレン酸)

月見草オイルは、「ルナベリー」などのPMS対策サプリなどに配合されているもので、月見草の種子から抽出された月見草オイルには、"γ-リノレン酸"という必須脂肪酸が多く含まれています。
このγ(ガンマ)リノレン酸(GLA)には、ホルモンバランスを整える働きがあることから、月経前症候群(PMS)にも効果があるとして注目されています。
PMSに悩んでいる多くの女性は、このγ(ガンマ)リノレン酸の血中濃度が低いことも確認されており、実際にPMSの患者さん203名が3ヶ月間に渡りγ(ガンマ)リノレン酸を摂ったところ、20倍の有意性が見られたりするなどの結果も報告されているそうです。
γ(ガンマ)リノレン酸には、月経前症候群への効果が期待出来る以外にも、さまざまな健康効果があると言われています。
例えば、高血圧や脳卒中などの生活習慣病の予防や、お肌のバリア機能を高めることからニキビや肌荒れなどの肌トラブルを防いだり、アトピー性皮膚炎の改善効果もわかっています。
アトピー性皮膚炎に対する効果は、以前からかなり有名で、イギリスやドイツ、フランスなどではアトピー性皮膚炎の治療にも使われており、臨床試験などで特に「かゆみ」に対する改善が認められています。
γ(ガンマ)リノレン酸は、健康だけではなく美容の面から見ても、女性にはおすすめの成分ですね(*´∀`*)
γ(ガンマ)リノレン酸は、月見草オイルの他カシス種子油などの他にγ(ガンマ)リノレン酸を豊富に含んでいる食品はあまりなく、どちらも日常的に摂りやすい食用油ではないため、通常はサプリメントから摂取するのが一般的となっています。
イソフラボン

イソフラボンは、大豆などに含まれる"ポリフェノール"の一種で、女性ホルモンの1つである"エストロゲン"と似た働きを持つため、「植物エストロゲン」とも呼ばれています。
女性ホルモンのエストロゲンの働きについては、こちらのページPMSの症状が出る時期(発症時期)と、ホルモンバランスとの関係。PMSの原因は何?なぜ個人差があるの?で詳しくお話していますが、イソフラボンがエストロゲンを補うだけではなく、エストロゲンが過剰になっているときには抑える働きをするため、イソフラボンはエストロゲンの調整には欠かせない存在だといえます。
ホルモンバランスが乱れが原因と言われているPMSの症状の軽減にも効果的だと思います。
また、女性は更年期などにはエストロゲンの分泌が減るため、イソフラボンを補うことで更年期障害の改善などにも効果があると言われています。
その他に、イソフラボンにはコレステロールを減少させたり動脈硬化などを予防したり、骨粗しょう症予防など、生活習慣病の予防・改善もあるそうです。
ブラックコホシュ
ブラックコホシュは原産は北アメリカのハーブで、女性ホルモンのエストロゲンに似た成分が含まれていることから、月経前症候群の緩和効果などが知られています。
もともと、古くから鎮痛剤やリウマチ炎、生理痛の緩和、骨粗しょう症予防、その他にはイライラやめまいなどの症状の更年期障害にも効果があると言われています。
特にこのブラックコホシュの更年期障害への効果に関しては、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)というハーブとの併用により、より効果を発揮するという研究結果もあります。
レッドクローバー
レッドクローバーは、ヨーロッパや西アジアなどが原産のハーブで、イソフラボンを豊富に含んでいます。
最初の方のイソフラボンのところでお話したように、イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンを補うだけではなく、過剰になっているときには分泌量を抑制する「抗エストロゲン」としての働き、ホルモンバランスを整えるそうです。
そのため、レッドクローバーにも月経前症候群や更年期障害の対策として、効果が期待されています。
その他に、レッドクローバーの抗炎症作用により、風邪やインフルエンザの喉の痛みをはじめ、喘息などの呼吸器系の感染症、さらには肌トラブル予防やアンチエイジング、美肌効果などもよく知られています。
イソフラボンには骨量を増やす働きがあるため、骨粗しょう症を予防したり、さらにはコレステロール値を下げるなど、PMSの改善以外にも健康に関するさまざまな効果が期待できます。
ピクノジェノール
ピクノジェノールとは、フランス南西部の海岸地帯に自生している、松の樹皮から抽出される"抗酸化物質"です。
ピクノジェノールは、プロアントシアニジン(OPC)やカテキンなど40種類以上の有機酸を含有しており、このプロアントシアニジン(OPC)の抗酸化作用はビタミンCやビタミンEよりもはるかに強力だと言われているほど。
今のところ分かっている効果だけでも70種類以上あり、これほど多いピクノジェノールの効果の中でも、最も注目されているのが、月経前症候群(PMS)などの女性疾患に対する効果です。
例えば、PMSの他には生理痛(月経困難症)や更年期障害の改善、子宮内膜症などに対する研究結果でも、その効果は発揮されていることがわかります。
ピクノジェノールのこの他の効果としては、美肌効果やむくみの改善をはじめ、免疫機能を強化することによるアレルギーの改善、生活習慣病予防、ヘルニアや腰痛などの鎮痛効果などもあるそうです。
ピクノジェノールには副作用がほぼなく、アメリカでは医薬品のトップ機関とも言えるGRASにも合格しているほどで、摂取方法としては一度に大量に摂るのではなく、少量を継続的にしっかり摂り続けることが大切だそうです。
パッションフラワー
パッションフラワーは、北アメリカや南アメリカなどが原産で、花が時計のように見えることから和名でトケイソウとも呼ばれています。
パッションフラワーには、アルカロイド類とフラボノイド類が含まれているため鎮静作用があり、昔から"自然の精神安定剤(ナチュラルトランキライザー)"として使われてきました。
パッションフラワーの鎮静作用が注目され、不眠症の解消の他に、リラックス効果によるPMSのイライラやココロの不快感、生理痛の緩和などにも効果が期待できるそうです。
亜麻仁油
亜麻仁油(あまにゆ)は、亜麻という中央アジア原産の植物の種子から抽出された油で、必須脂肪酸のα-リノレン酸(オメガ3)と、リノール酸(オメガ6)が含まれています。
これらは体内では合成が出来ない必須脂肪酸で、さらに亜麻仁油は熱に弱い性質があることから、ほとんどの場合がドレッシングなどで食べられています。
体内にα-リノレン酸が入るとDHAやEPAに変換され、リノール酸が体内に入るとγ(ガンマ)リノレン酸に変換されます。
このα-リノレン酸により血行を促進したり、コレステロール値を下げたりなど、生活習慣病の予防、脳の活性化による記憶力の向上、免疫力やアレルギー症状の改善などが出来ると期待されています。
亜麻仁油の免疫力を高める効果は、亜麻仁油に含まれる"リグナン"によるものです。
亜麻リグナンは強力な抗酸化力を持っていて、お肌のアンチエイジングにもなり、健康だけではなく美容面で見ても女性には嬉しいですよね。
亜麻仁油は摂取することで腸の働きが活発になるため、妊婦さんの場合は注意が必要な場合があります。
「ルナベリー」の紹介は、詳しくはこちらのページ生理前のイライラ・もやもや『PMS(月経前症候群)』でお悩みの貴女へ【ルナベリー】でもしていますので参考にどうぞ☆
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