生理周期が長い・短い?これって病気?妊娠?/排卵日の計算方法、基礎体温の測り方!
他のページでも解説してきましたが、そもそも生理がどんなものかみなさん知っていますか?
現在、生理痛や生理不順、月経困難症をはじめ、PMS(月経前症候群)、PMDD(月経前不快気分障害)などの悩みを抱えている女性は特に、不調な症状の原因を考えたり対策をする上でも、自分の生理周期や基礎体温の変動をしっかりと知っておくことはとても大切です。
これは婦人科系の不調な症状の対策をする、第一歩と言えます。
そんな風に、女性の体調管理の目安となる生理や生理周期について、このページではしっかり解説していこうと思います☆
生理(月経)と、生理周期について
女性の身体は、妊娠に備えて子宮の内膜が分厚くなり、受精卵となって着床して妊娠した場合にはその子宮内膜はベッドの働きをしますが、妊娠しなかった場合には、妊娠に備えて分厚くなっていた子宮の内膜は剥がれ落ちて、溶けて排出されたものが生理です。
生理は、女性の生涯のうち平均して35年から40年間ほどあると言われており、こう考えると私たち女性と生理とのお付き合いって、とっても長いですね!
月経周期(生理周期)は、前回の生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの日数のことで、だいたい25日から38日であれば正常ですが、生理の周期が短くて24日以内の場合は「頻発月経」、39日以上間隔があく場合は「稀発月経」と言われます。
この図のように、月経周期は卵胞期、排卵、黄体期、そして月経(生理)というサイクルが繰り返されています。
生理の周期がたまに遅れたり、ストレスなどで一時的にズレる程度なら心配ないですが、正常な生理周期ではないことが3回以上続くのであれば、それは"生理不順(月経不順)"かもしれません。
さらに生理期間については、3日から7日間であれば順調と言えますが、1日から2日しか生理がない場合は「過短月経」、反対に8日以上生理が続く場合は「過長月経」と呼ばれています。
例えば、生理不順の体験談としてよく見かけるのは「生理は2ヶ月に1度しかない」とか「毎月生理周期はバラバラで、短かったり長すぎたり不規則すぎる」、「不正出血なのか生理なのかわからないほどダラダラと生理が続く」などなど...。
私ももちろん生理不順の経験がありますし、私のまわりの友人でも生理不順で悩んでいる女性はとても多いです。(;´∀`)
生理不順の原因とは?PMSとソックリ?
女性にとって大切な生理ですが、生理不順になってしまう原因は何でしょうか。
もちろん、こちらのページ月経中(生理中)の辛い症状は、PMSではなく「月経困難症」?症状や原因、ピル(薬)・漢方薬など治療法は?生理痛とは違う?でお話したように何かの病気で生理不順になってしまっている可能性もありますが、生理不順になってしまう原因として考えられるのは、身体的・精神的なストレスや過度なダイエット、生活習慣の乱れなど、ちょっとした体調や環境の変化でも生理不順の要因となってしまいます。
生理不順となってしまう原因は、PMS(月経前症候群)になる原因とほぼ同じですから、PMSで悩んでいる女性は同時に生理不順にも悩んでいる...なんて人も少なくないと思います。
しかし、もし例えば今生理の周期がずれたりなどの生理不順だけではなく、それに伴って腹痛や頭痛、腰痛などの身体の不調、イライラ、情緒不安定などの精神的な不調の症状が生理の前に起きるなら、それは「PMS(月経前症候群)」や、「PMDD(月経前不快気分障害)」かもしれません。
PMSについてはこちら「PMS/生理前(月経前)症候群」とは?もしかしてPMS?代表的な症状のチェックシート、PMDDについてはこちらのページ心の症状がヒドイ...「PMDD(月経前不快気分障害)」とは?PMSとの違いと対処法へ。
次に、不調な症状が生理中(月経中)に起きるのであれば、「生理痛」の症状の1つであったり、あまりに症状がヒドい場合は「月経困難症」の可能性もあります。
月経困難症についてはこちらのページ月経中(生理中)の辛い症状は、PMSではなく「月経困難症」?症状や原因、ピル(薬)・漢方薬など治療法は?生理痛とは違う?へ。
PMSや生理不順を把握するためにも、まずは基礎体温をつけよう!
排卵日や生理予定日を把握したり、PMSやPMDDとの区別をつけるためにも、まずはしっかりと自分の基礎体温をつけることも大切です。
基礎体温は一般的な体温計ではなく、0.05度の差まで表示できるような専用の婦人体温計で測ります。
専用の婦人体温計は、薬局やドラッグストアなどでも購入することができます。
基礎体温の測り方は、夜寝る前に枕元などに婦人体温計を置いておき、朝目が覚めてすぐの安静にしている状態で、ベッドに横になったままの状態で、舌の下に体温計を入れて軽く口を閉じて測定します。
なるべく毎朝同じ時間に測定し、測り終えたらすぐにカレンダーや手帳などに記録しましょう。
基礎体温を1ヶ月間つけ、上で紹介したグラフのように、体温が低い時期と高い時期に分かれていれば、排卵もしっかりされていて、正常な基礎体温と言えます。
基礎体温をつけておくと、この先に将来妊活をする場合や、または身体の不調などで産婦人科(婦人科)に行くときにも、診断の材料として基礎体温が目安になることもあるので、おすすめですよ。
もちろん、「今すぐに病院を受診するほどではないかも」という女性や、「もう少し様子を見ようかな」というかたは、PMSなどの女性特有の症状の薬の対策以外の方法も紹介しているので、こちらを参考にしてください。↓
PMS改善は市販サプリ・薬(ピル)・漢方はどれがいい?メリット&デメリット!効果はある?病院の選び方
>>次の記事「「PMS/生理前(月経前)症候群」とは?もしかしてPMS?代表的な症状のチェックシート」へ
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